こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
先日、受付スタッフの森川さんに施術をしていたときのこと。
「先生、私の右足の裏に魚の目があるんですけど…それって、以前の右側の坐骨神経痛と
関係ありますか?」
そんなご質問をいただきました。
結論から言うと、「間接的に関係あります」。
えっ?魚の目って、ただの足のタコじゃないの?と思われるかもしれませんが、
足裏の“異常な負担”を知らせてくれるサインでもあるんです。
魚の目は“かばい動作”の結果としてできる
森川さんの場合、魚の目ができていたのは右足の裏でした。でも実は、問題の本質は反対側の左足
にあったんです。
左足首の不安定さや外反母趾の影響で、無意識に左足でしっかり体重を支えることを避けていたん
ですね。
その分、右足に体重が偏ってしまい、ある一点に繰り返し負荷がかかることで魚の目ができてし
まったのです。
魚の目は「皮膚の問題」ではなく、動き方のアンバランスの結果なんですね。
足元のゆがみは“腰や神経”にも波及する
人間の体は全身つながっています。
足元がグラグラしていると、それを補うために骨盤がゆがみ、体幹の筋肉バランスが崩れます。
結果として、腰から足へ伸びる坐骨神経が圧迫されて、痛みやしびれが出る――
これが、いわゆる「坐骨神経痛」の正体です。
森川さんの場合も、右足に負担が集中 → 右のお腹や右の股関節〜太ももに神経の圧迫が起きてい
たと考えられます。
テーピングで“本来の足の感覚”を取り戻す
そこで、森川さんには左足の外反母趾を矯正するテーピングを施しました。
すると、開口一番、
「えっ!?私の左足ってこんなに安定するの!?感覚が全然ちがーう!」とビックリ。
これはよくある反応です。
足元が整うと、地面をしっかり捉える感覚が戻ってきて、身体全体の重心の使い方が変わります。
そして面白い事に、その後は右の魚の目の痛みも、坐骨神経痛も一晩で落ち着いてきたとのこと。
森川さんって本当に素直で正直ですね。単純です。
痛いところ“だけ”を見ないことが大事
魚の目も、坐骨神経痛も、“そこに原因がある”と思われがちですが、
実際には**「かばってきた結果」が症状として現れている**ケースがほとんどです。
特に足元の崩れ(外反母趾、足首のゆがみ、かかとの不安定さ)は、身体全体の姿勢やバランスに
大きく影響を与えます。
「片方に魚の目がある」
「一方だけ外反母趾が進んでいる」
「いつも同じ側に坐骨神経痛が出る」
そんな方は、もしかしたら反対側の足元の不安定さが原因かもしれません。
足元を整えると、体が軽くなる
足は、全身を支える“土台”です。家で言えば基礎部分。
そこがグラついていたら、どんなに上の階を整えても、根本は安定しませんよね。
魚の目や外反母趾は、ただの「足のトラブル」ではなく、身体のバランスを崩しているサインかも
しれません。
坐骨神経痛や腰痛など、病院では原因不明の不調がある方は、ぜひ一度「足元」から見直して
みてくださいね。