整体を受けた後、だるさや眠気、痛みが起き「悪化した!?」と感じることはないでしょうか。
これらの症状は「好転反応」という、よい症状である可能性が高いです。
この記事では、悪化と思われやすい好転反応と、痛みがある時の対処方法について紹介します。
あわせて、医療機関への受診が必要な症状についても解説しますので、参考にしてください。
整体を受けたら悪化した!?その理由
上でも少しお話したように、整体後のだるさや眠気は「好転反応」である可能性が高いです。
好転反応とは、体が悪い状態から良い状態へ変わるときに起こる反応を指します。
整体の施術によって、筋肉の張りやコリが改善したり、体のゆがみが調整されたりします。
すると、滞っていた血液の流れが改善し、溜まっていた老廃物や毒素も流れ出します。
その結果、だるさや眠気などの症状を引き起こすのです。
他にも好転反応には、痛みや発熱、吐き気、腹痛、濃い色の尿、下痢などの症状があります。
初めて整体で施術を受けた人、筋肉のコリやゆがみが強くある人は、好転反応が起きやすいです。
好転反応は、時間の経過とともに症状が和らいでいきます。
個人差はありますが、長くとも1週間ほどで症状は落ち着きますのでご安心ください。
緊急時の対処法
冷やす
好転反応による症状を抑えたい場合は、施術を受けた部位や、熱くなっている部位を冷やしましょう。
好転反応は血液の流れがよくなっていることで起きる反応ですので、冷やすと血液の流れが落ち着き症状も和らぎます。
冷やすときは保冷剤やアイシングパックを使い、10分程度冷やしましょう。
冷やした後は、10分程度放置します。
10分冷やす・10分放置を2~3回繰り返します。
なお、冷湿布は体の内側まで十分に冷えませんので、使わないようにしましょう。
水を飲む
水を飲むのも好転反応による症状を和らげるのに有効な方法です。
水を飲むことで、体内の老廃物や毒素を処理するサポートができます。
ポイントは、一気にたくさんの水を飲まないこと。
一度にたくさんの水を飲むと、体内に吸収されず、尿となって排泄されていまいます。
1回で飲む水の量はコップ1杯(200ml)が目安といわれています。
また、好転反応がなくても施術後は毒素や老廃物が流れている状態ですので、水分補給をおすすめしています。
睡眠をとる
施術後に睡眠をとると体が回復に集中できますので、好転反応の症状も落ち着いていきます。
だるさや眠気などがある時は、無理して体を動かさず休息しましょう。
無理して体を動かすと、ふらついたり、転んだりといった危険も伴います。
水分補給と同じように、好転反応が無くても施術後に睡眠をとることをおすすめしています。
日常生活で控えるとよいこと
好転反応が起きている時に血行がよくなる行為をすると、さらに体に負担がかかるケースがあります。
長風呂や激しい運動は、血液がめぐりやすくなるので控えましょう。
また、飲酒は血行がよくなることに加え、アルコールを分解するために体に負担がかかりますので控えましょう。
場合によっては医療機関への受診が必要なことも
上記で好転反応と対処法について紹介しましたが、医療機関への受診が必要なケースもあります。
医療機関への受診が必要なケースは以下のとおりです。
- 我慢できない痛み
- しびれがある
- 1週間以上症状が続く
上記の症状がある場合、好転反応ではなく体が傷ついているかもしれません。
速やかに医療機関へ受診することをおすすめします。
整体後の体調不良は好転反応の可能性が高い
「整体を受けたら悪化した」と思うと、次回の整体が行きづらく感じるかもしれません。
ですが、好転反応の可能性が高く、体がよい方向へ向かっているサインですのでご安心ください。
記事で紹介した対処法を参考に、好転反応による症状を和らげましょう。
心配な方は、施術を受けた整体院へ相談すると安心です。
当院では、患者様の体の不調に対する施術はもちろん、好転反応などの悩みも伺い、対処方法もアドバイスしております。
他院での整体を受けた方にも対応しておりますので、お悩みがある方はぜひご相談ください。