「好転反応ってなに?」「整体の後のだるさと関係している?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、好転反応の種類と症状、対応方法について紹介します。
好転反応の知識があると、施術後の症状に慌てず、落ち着いて対処ができるようになりますので、ぜひ読み進めてください。
好転反応の種類と症状
好転反応とは、体が悪い状態から良い状態へ変わる、その名の通り「好転」しているときに起こる反応をさします。
好転反応には以下の4種類があります。
- 弛緩(しかん)反応
- 回復反応
- 排泄反応
- 過敏反応
上記の中でも、だるさと主に関係しているのは弛緩反応と回復反応です。
なお、好転反応による症状は、整体で施術を受けた翌日から3日目に起き、時間の経過とともに症状が和らいでいきます。
個人差はありますが、長くとも1週間ほどで症状は落ち着きます。
各好転反応を詳しく紹介します。
1.弛緩(しかん)反応
弛緩反応とは、施術によって縮まっていた筋肉がほぐれ、筋肉にたまっていた毒素・老廃物が流れることをいいます。
毒素・老廃物が流れると、だるさや疲れ、発熱を引き起こすこともあります。
同時にリラックス効果のある副交感神経も活発になることから、眠気にもつながりやすいです。
2.回復反応
回復反応とは、施術によって滞っていた血行が改善され、一気に血液が流れることで起きる反応です。
症状は、だるさや発熱、吐き気、腹痛などがあります。
3.排泄反応
排泄反応とは、体内に溜まっていた毒素・老廃物を、体外へ排泄しようとする働きをいいます。
症状は、吹き出ものやニキビ、濃い色の尿、下痢などがあります。
4.過敏反応
過敏反応とは、施術した部分の血流がよくなることで、かゆみ・痛み・発汗などが起きることです。
複数の部位に不調がある時は、まず最も不調な部位に過敏反応が起こり、反応が落ち着くとその次に不調な部位に反応が出始める特徴があります。
好転反応の対応方法
好転反応が起きたときは、過ごし方によって早く回復する可能性があります。
好転反応の対応方法は以下の3つがあります。
- 水を飲む
- 休息する
- 軽く体を動かす
施術後は、これまで滞っていたところに血がめぐったり、老廃物の処理のために臓器がいつも以上に働いたりと、体に負担がかかりやすいです。
水を飲むことで、血のめぐりをスムーズにし、老廃物を排泄するサポートができます。
また、だるさや発熱がある時は、無理して体を動かさず、横になって休息しましょう。
休息することで、体が回復に集中できます。
そして、軽く体を動かすことでも血行をよくしますので、好転反応が強く出ていないときにはおすすめです。
ただし、体に無理のない範囲で、軽いストレッチや体操に留めておくようにしましょう。
好転反応は揉み返しとは違う
マッサージを受けた後に「揉み返しで痛い」と聞くことがあるかもしれませんが、揉み返しと好転反応は異なるものです。
揉み返しとは、筋肉へのダメージによる炎症で、痛みや不調を引き起こします。
一方、好転反応とは、血流がよくなることで起きる症状で、全身に現れるのが特徴です。
揉み返しの症状は、施術した部分の痛み、痛みの悪化、肩こりの悪化、頭痛、吐き気などが挙げられます。
これは、筋肉への過度な刺激や、施術者の経験不足によって起こりやすいです。
筋肉の修復によって徐々に症状は改善します。
整体後のだるさは好転反応による可能性が高い
整体の施術後のだるさや疲れなどは、好転反応による可能性が高いです。
好転反応は悪いことではなく、体が良い方へ向かっている過程で起きる症状ですので、ご安心ください。
とはいっても、施術後にあらゆる不調が起きると、心配になるかと思います。
心配な症状がありましたら、施術をされた院まで相談すると安心です。
当院は一度きりの施術ではなく、継続して通っていただくことで、体の良い変化を実感していただいております。
通院の際には、施術後の体調の変化をお伺いし、適切なアドバイスをしていますので、患者様1人で症状に悩むことはありません。
体の不調にお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。