こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
「足首を回すと“パキパキ”“ポキポキ”音が鳴る」
「昔からクセになっていて、気持ちいいからつい回してしまう」
そんな方、多いのではないでしょうか?
しかし実はこの“音”――ただの関節の鳴りではなく、体のゆがみや筋肉のバランスの崩れを知らせるサインのこともあるんです。
パキパキ音の正体
足首を回したときの「パキッ」という音、これは主に2つのパターンがあります。
① 関節の中の気泡が弾ける音
→ これは一時的なもので、心配いりません。
しかし、繰り返し頻繁に鳴る場合は別です。
② 骨と骨がぶつかっている音
→ こちらが問題。
足首の関節が正しい位置からズレ、骨同士がこすれ合っている状態です。
放置すると、軟骨がすり減ったり、将来的に変形性関節症につながることもあります。
どうしてズレるの?
足首の関節は、体の“土台”。
しかし、ヒール・外反母趾・O脚・猫背など、日常の姿勢や歩き方のクセによって、少しずつズレていきます。
たとえば――
・かかと重心で立っている
・膝が内側に入っている(内股姿勢)
・長年の捻挫歴がある
これらはすべて、足首のズレを生む大きな要因です。
足首が歪むと、膝→股関節→骨盤→背骨へとねじれが波及。
やがて腰痛や肩こり、頭痛まで引き起こす“ゆがみのドミノ倒し”が始まります。
つまり、足首の音は体全体のバランスを崩しているサインでもあるのです。
痛みがなくても注意
「でも痛くないから大丈夫」と思う方も多いですが、痛みが出るのは“最後の段階”。
足首のズレは、最初は違和感や音だけで現れます。
この時点でケアできるかどうかが、数年後の足の健康を左右します。
改善のポイント
① 足首の位置を正す
整体では、ズレた距骨(足首の要となる骨)を正しい位置に戻し、動きの軸を整えます。
これにより、回すたびに鳴っていた音がスッと静まる方も少なくありません。
② ふくらはぎ・すねの筋肉をゆるめる
筋肉のアンバランスが足首を引っ張っていることも多いため、足首まわりをやさしくほぐし、血流を回復させます。
③ 正しい歩き方を身につける
足首が整っても、歩き方が悪いとすぐ元に戻ります。
かかとから着地し、親指の付け根で地面を押す――この“足のローリング”を意識するだけで、再発を防げます。
自宅でできる簡単ケア
・お風呂上がりに、足首を「ゆっくり」大きく回す(音を鳴らさない範囲で)
・足の甲と足裏をやさしくマッサージして血流を促す
・ふくらはぎを軽くストレッチして筋肉のねじれを取る
ポイントは“勢いよく回さないこと”。
「鳴らす」のではなく、「整える」意識で動かすことが大切です。
足首のパキパキ音は、体が「そろそろメンテナンスしてね」と教えてくれているサイン。
音を鳴らして一瞬スッキリしても、ズレたまま動かしていると、関節への負担が増える一方です。
土台が整えば、体全体が軽くなり、姿勢も自然に変わります。
腰痛・膝痛・股関節痛などが同時にラクになる方も多いんです。
もし今、足首を回すと音がする・動かすと引っかかる感覚があるなら、ぜひ一度チェックしてみてください。
小さなサインのうちに整えることが、10年後の快適な体を守るいちばんの近道です。







