こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
「最近、指の第一関節が腫れてきた」「朝になると指がこわばって動かしにくい」
 そんなお悩みを抱えていませんか?
更年期以降の女性に多く見られる“へバーデン結節”は、実はホルモンや自律神経、
そして「姿勢や腕の使い方」と深く関係しています。
へバーデン結節とは?
指の第一関節(爪に近い関節)が変形して腫れたり、痛みを感じたりする症状です。
整形外科では「加齢や使いすぎによる変形」と説明されることが多いですが、
実際は“全身のバランスの崩れ”も関係しています。
私の整体院でも、へバーデン結節の方の多くに「猫背」「巻き肩」「首の硬さ」「手首のねじれ」といった特徴があります。つまり、指先だけの問題ではなく、肩や首からの“ねじれの連鎖”が指に集中している状態なんです。
原因① 血流の悪さと冷え
指先の関節は、身体の中でも特に血流が届きにくい場所。
 肩や首がこっていたり、姿勢が崩れていたりすると、指先への血の巡りが悪くなり、関節に老廃物がたまりやすくなります。
また、女性ホルモン(エストロゲン)の低下も血流を悪くし、関節の修復が追いつかなくなることも。
原因② 姿勢のねじれ
一見、手だけの症状に思えるへバーデン結節ですが、実は骨盤や背骨のゆがみも大きく影響します。
 肩が内に巻き、肘が外を向き、手首が内にねじれる——
 この“ねじれの連鎖”の先にあるのが、指の関節。
 つまり、指が悲鳴を上げているのは「体全体の歪みの結果」なのです。
当院ではこの全身のねじれを整えることで、関節の炎症を落ち着かせ、痛みを和らげていきます。
改善のポイント
①首・肩・肩甲骨をゆるめる
 → 血流を改善し、指先への循環を取り戻します。
 ②手首を正しい位置に戻す
 → 関節への負担を減らし、動かすたびの痛みを軽減します。
 ③指をやさしく動かす
 → 固めず、少しずつ動かすことで循環と代謝を高めます。
「動かすと痛いから…」とじっとしていると、逆に硬さが強くなり、炎症が長引くこともあるので注意が必要です。
自宅でできるケア
・手を温めながら指を1本ずつ軽くほぐす
 ・肩甲骨をゆっくり回す
 ・深呼吸をしながら手をブラブラゆらす
こうした“全身のめぐりを取り戻す動き”が、実はいちばんの近道です。
 へバーデン結節は、薬や湿布では根本的に治らないことが多いです。
 しかし、体の使い方・姿勢・血流を整えていくことで、痛みは確実に和らいでいきます。
 指だけでなく「全身から整える」ことで、見た目の変形やこわばりも変わっていく——
 その変化をぜひ感じていただきたいです。







