こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
今日は少し重たいテーマですが、とても大事なお話をさせてください。
当院に1年ほど通ってくださっていた60代後半の女性が、ある日「膵臓ガン」と診断され、
入院されました。幸い早期に見つかり、手術と治療を経て、今は元気に退院され、再び当院でメンテナンスを続けてくださっています。
整体師として日々患者さんを見ていると、「体が発している小さなサイン」が病気の早期発見につながることを改めて実感します。
膵臓ガンの初期兆候はとても分かりにくい
膵臓はお腹の奥にあり、胃や腸に隠れているため、異変が出ても気づきにくい臓器です。
そのため膵臓ガンは「サイレントキラー」とも呼ばれます。
初期に出やすいサインとしては:
• 原因不明の背中の痛み(特に腰の少し上あたり)
• 体重減少や食欲不振
• お腹の張りや不快感
• 急に糖尿病が悪化する
などがあります。これらは整体でもよく相談を受ける症状に似ているため、注意が必要です。
整体の現場で気づけること
当院に通われていたその女性も、「背中が重い」「腰のあたりの違和感が取れない」とおっしゃっていました。
施術で体のゆがみや筋肉の緊張を整えても、どうもすっきりしない。
普段の回復力に比べて明らかにおかしい――その私が感じた施術者としての違和感から、病院での精密検査を受けてもらうようにお願いしました。
整体師は医師ではありません。診断や治療はできませんが、患者さんの体の変化を日常的に見ている立場だからこそ「いつもと違うサイン」に気づけることがあります。
科学的に見ても納得できる
研究によると、膵臓ガンの患者さんの約70%が「腰背部痛」を訴えると言われています。
また、膵臓がんの初期には腸の動きが落ち、腹部膨満感や便秘が出やすくなります。
整体の施術中に「お腹が硬い」「背中の緊張が抜けない」と感じるのも、こうした背景があるのかもしれません。
体が教えてくれることを無視しない
今回の女性は治療を終え、今はまた笑顔で整体院に通ってくださっています。
本人も「整体に通っていたからこそ、いつもと違う違和感を口にできたし、早く気づけた」とおっしゃっていました。
整体の役割は「整えること」だけでなく、「気づくこと」にもあると私は考えています。
• 膵臓ガンは初期症状が分かりにくい
• 腰や背中の痛み、食欲不振、急な体重減少は要注意
• 整体は医療ではないが、日常的な体の変化に敏感になれる場
• 「なんとなくおかしい」と思ったら、早めに病院で精密検査を
体が出すサインを無視せず、信号をキャッチすることが健康を守る第一歩です。
整体を通して、皆さんが少しでも早く「気づける人」になれるようお手伝いしたいと私は思っています。