こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
みなさんは、寝ているときや日中に「無意識に歯を食いしばっている」ことはありませんか?
アゴの噛みしめや歯ぎしりは、単なるクセではなく、自律神経の働きと大きく関係しているので注意が必要です。
アゴと自律神経のつながり
アゴを動かす咀嚼筋は、首や肩と密接に関わっています。噛みしめによって筋肉が緊張すると、首の周囲にある交感神経にも刺激が加わり、自律神経が常に「戦闘モード」に近い状態になってしまいます。
交感神経が優位になると、体はリラックスできず、
• 肩こりが強まる
• 呼吸が浅くなる
• 睡眠が浅くなる
• ホルモンバランスが乱れる
といった影響が出てきます。ストレッチや体操で体をほぐそうとしても、自律神経がピンと張ったままでは、なかなか緩みにくいのです。
生理不順との関係
自律神経とホルモンバランスは切っても切れない関係です。
自律神経が乱れると視床下部や下垂体といったホルモン中枢にも影響が及び、結果として女性では生理不順や無月経にまでつながることがあります。
実際に、当院にも36歳の女性が来院されました。彼女は学生時代から強い歯ぎしりがあり、
肩こりや頭痛も慢性的。さらに20代後半からは生理が止まり、5年間ほど無月経の状態が続いていました。
病院での治療も並行していましたが、整体で体をゆるめ、自律神経を整えていく中で少しずつ体調が変化し、現在は周期的に生理が戻ってきています。
なぜアゴがカギになるのか
アゴの緊張は体全体に波及します。
• アゴ → 首の筋肉 → 自律神経
• アゴ → 骨盤や股関節の歪み → 内臓機能低下
このように、顎をゆるめることは「体を全体的に休ませるスイッチ」になるのです。
自分でできるセルフケア
1. 頬に手を当てて円を描くようにマッサージ
2. 口を軽く開けて「あ〜」と声を出す(喉の緊張が和らぎます)
3. お風呂上がりに耳の周りを優しくほぐす
こうした習慣を取り入れるだけでも、自律神経の緊張が和らぎ、肩や首も軽くなっていきます。
アゴは女性の重要ポイント
アゴの噛みしめ・歯ぎしりは、自律神経を通じて全身に影響を与えます。
整体的な視点からも「アゴをゆるめないと体はゆるまない」といえるほど、重要なポイントです。
肩こりや頭痛だけでなく、生理不順や体の冷え、疲労感が抜けないといった症状でお悩みの方も、もしかするとアゴの緊張が関わっているかもしれません。