こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
50代、60代の女性にとって「親の介護」は避けて通れない大きなテーマです。
「自分の子育てがようやく落ち着いたと思ったら、今度は親の介護が始まった」という声も多く聞きます。
精神的な負担はもちろん、介護は体力的にも非常に厳しいもの。膝や股関節、腰などに痛みを抱えながらも「私がやらなければ」と無理をしている方が多いのです。
精神的に追い込まれる「介護ストレス」
介護はゴールが見えにくいものです。
「いつまで続くのか」「自分が倒れたらどうなるのか」という不安を抱え、心がすり減ってしまいます。
実際に私自身も、祖父を介護する母の姿をそばで見てきました。
母は毎日笑顔を見せながらも、夜には疲れ果ててため息をついていたのを覚えています。
介護は“体”だけでなく“心”まで追い込むのだと、身をもって感じました。
介護で生じやすい身体の痛み
介護の現場では「抱き起こす」「支える」「中腰での作業」といった動作が増えます。
これは想像以上に腰や股関節、膝に負担をかけます。
• 腰痛:前かがみ姿勢や持ち上げ動作の繰り返しで、筋肉や関節に炎症が起こりやすい
• 股関節痛:不自然な体勢で支えることで、軟骨や周囲の筋肉に過度なストレスがかかる
• 膝痛:立ち座りの繰り返し、床での作業が膝に大きな負担となる
「介護をしてから体調が悪化した」という方が多いのは、こうした理由からです。
介護を続ける上で大切なのは「逃げ道を持つこと」です。
ずっと頑張り続けるのは不可能ですし、それは決して悪いことではありません。
• 誰かに話す(家族や友人、同じ立場の人)
• 1日でも介護から離れる時間を作る
• 音楽や本、好きなことに触れる
ほんの少しでも「自分だけの時間」を持つことで、心のバランスは取り戻せます。
身体のケアを忘れないで
もちろん身体のケアも欠かせません。
整体で体のゆがみや筋肉のこわばりを整えると、痛みが軽減されるだけでなく、気持ちも楽になります。
また、ご自宅でできる簡単なセルフケアもおすすめです。
• 椅子に座って深呼吸しながら肩を回す
• 股関節をゆっくり外回しに回す
• 就寝前に仰向けで膝を立て、左右に倒す(腰のストレッチ)
介護は「する側の健康」があってこそ成り立ちます。
もしあなたが倒れてしまえば、介護そのものが続けられなくなります。
だからこそ、自分を後回しにせず「自分のケア」を優先してください。
体を整えることも、決して贅沢ではなく“必要なメンテナンス”です。
自分自身の身体も大事に
親の介護は誰もが直面する現実。
だからこそ、介護する人が孤独にならず、心身の健康を守りながら向き合うことが大切です。
私自身、母が祖父の介護に疲れ果てていた姿を見てきたからこそ、今ここで強くお伝えしたいのです。
「介護をしている人のケア」こそが、社会全体にとって大切なテーマです。
あなたが元気でいることが、何よりの介護です。
無理をせず、心と体を休ませながら、一緒に乗り越えていきましょう。