千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日が「看護の日」として制定されたのは1990年のことだそうです。
そして、12日を含む一週間が「看護週間」とされています。看護の日・看護週間を迎える今月、
あなたも少しだけ「看護とは?」を考えてみませんか?
看護の日・看護週間とは
東京都看護協会のHPには、看護の日制定の趣旨がこのように説明されています。
「21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合いの心を、私たち一人一人が分かち合うことが必要です。こうした心を、老若男女を問わずだれもが育むきっかけとなるよう(中略)制定されました。」
ナイチンゲールの功績は数多くありますが、看護の分野においては、戦争中に自らも看護師として従軍し、不衛生だった兵舎病院の環境を改善させ死者を劇的に減らしただけでなく、それまで病院の小間使いに過ぎなかった看護師の社会的地位を向上させ、専門知識が必要な職業として位置づけたことが知られています。
そのおかげで現在、看護師の社会的地位は守られていますし、私たちは充分その恩恵にあずかっていると言えるでしょう。
そんな中で、「看護の日」を設けて改めて、私たちは何を考えればいいのでしょうか。
「看護の心、ケアの心・助け合いの心を分かち合う」とはいったいどういうものでしょうか?
変わっていく「看護・医療」とのかかわり方
医療の分野は日々進化・変化を遂げています。その身近な例がAEDです。
目の前で突然人が倒れたとき、以前はなすすべのなかった私たちも、AEDという機器ができて、手助けできる可能性を持つことができるようになりました。
これは私たちでも「看護・医療」に携われるようになれたほど、医療分野が進化した証しだと考えることができます。
看護のことは看護師に任せればいいというのではなく、「私たちにも少しずつできることが増えていくだろう」「看護師じゃなくても看護に関わっていこう」と意識を持つことが必要となっていくのではないでしょうか。
看護の日に、少しだけでもそんなことを考えてみてくださいね。
人手不足の現状を認識するのも一歩
看護師の就業者数は年々増え続け、2025年は推計180万人にのぼるとされています。
しかし日本の医療施設の状況から割り出される看護師の必要数は200万人近くであり、慢性的な人出不足がいよいよ深刻化しているのが現状です。
実際、看護師の有効求人倍率は2倍と非常に高く、求人数に対して求職者が非常に少ないという、悲しい現状が浮かび上がってきてしまいます。
医療のことは分からないと思っていても、このような実態を把握するだけでも大きな一歩ですよね。