こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
「腰が痛い」「お尻がしびれる」「股関節が固い」「首がこる」…こうした症状で悩む方は多いですが、実は共通の原因がひとつあることをご存知ですか?
それは「腸腰筋(ちょうようきん)」です。
大腰筋と腸骨筋を合わせたものを指します。
体の奥にあり普段は意識しにくい筋肉ですが、実は私たちの姿勢や歩行、
日常動作に欠かせない存在です。
坐骨神経痛や股関節痛の原因に
腸腰筋の柔軟性が失われると、骨盤の動きや腰椎の安定性が崩れます。
すると、腰の筋肉に過剰な負担がかかり、腰痛を引き起こすことがあるのです。
さらに、腸腰筋の硬さは坐骨神経にも影響します。筋肉が硬くなることで骨盤の位置がずれ、
神経の通り道を圧迫してしまうことがあり、坐骨神経痛の原因になることもあります。
また、腸腰筋は股関節の前面に深く関わっているため、柔軟性がないと股関節の可動域が制限されます。歩く・走る・座るといった基本動作でも股関節周囲の筋肉に負担がかかり、慢性的な痛みや疲労につながります。
首や肩の緊張も増すことがあります。つまり、腸腰筋の硬さは腰だけでなく、全身の不調にもつながるのです。
自宅でのセルフケアも大事
整体では、この腸腰筋の柔軟性を取り戻すことが非常に重要です。
専門的な手技やストレッチで腸腰筋をしっかりほぐすと、骨盤や腰椎の動きが改善し、
腰痛や坐骨神経痛、股関節痛の軽減に直結します。また、深層の筋肉が整うことで姿勢が安定し、肩こりや首痛も緩和されやすくなるのです。
例えば、仰向けで片膝を胸に引き寄せるストレッチや、片脚を前に出して腰を落とすランジ系の動きは、腸腰筋に直接アプローチできます。
ポイントは、無理に伸ばすのではなく、呼吸に合わせてゆっくり筋肉を緩めることです。
こうしたセルフケアも整体の施術と組み合わせることで、より効果的に柔軟性を取り戻せます。
身体の深層の声を聞く
腸腰筋は体の奥にあるため、自分で意識するのが難しい筋肉です。
しかし、柔軟性を保つことは腰痛や坐骨神経痛だけでなく、股関節や首、肩など全身の健康にも直結します。日々のケアを習慣化し体の奥から整えることが痛みの出にくい体作りにつながります。
もし腰や股関節、首の不調が慢性的に続いている方は、腸腰筋を含めた深層筋へのアプローチを一度見直すことをおすすめします。
整体での調整とセルフケアを組み合わせることで、体が本来持つ安定性や柔軟性を取り戻し、
痛みの少ない生活を手に入れることができます。