こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
朝晩が冷え込む季節になり、「手足が冷えて眠れない」「靴下を履いても足先が冷たい」と感じる女性が増えてきました。
冷え性といえば「血の巡りが悪いから」と言われますが、実は 肩甲骨と股関節の動き が大きく関わっていることをご存じでしょうか?
冷え性と筋肉・関節の関係
血液を体中に巡らせるのは心臓だけではありません。
筋肉がポンプのように働いて血流をサポートしています。
その中でも特に重要なのが肩甲骨周りと股関節周りです。
• 肩甲骨周りの筋肉
肩甲骨は「上半身の血流ポンプ」とも呼ばれます。デスクワークやスマホ操作で固まると、首や肩だけでなく、手先の血流まで滞ってしまいます。
• 股関節周りの筋肉
股関節は「下半身の血流の玄関口」。ここが硬くなると骨盤内や下半身の循環が悪くなり、足先の冷えやむくみにつながります。
つまり、冷え性を改善するためには「血流をよくする食べ物」や「カイロで温める」といった対症療法だけでなく、関節を動かして血液の通り道をひらくこと が大切なのです。
簡単セルフケア① 肩甲骨ほぐし
1. 背筋を伸ばしてイスに座る
2. 両肩をすくめるように「ぎゅーっ」と上に持ち上げて3秒
3. ストンと力を抜いて肩を下げる
4. 次に両腕を大きく回して肩甲骨を動かす
たったこれだけでも、背中がじんわり温かくなり、呼吸が深くなるのを感じられるはずです。
簡単セルフケア② 股関節ストレッチ
1. 仰向けに寝て両膝を立てる
2. 片膝を胸に引き寄せて10秒キープ
3. 反対側も同じように行う
4. 慣れてきたら両膝を同時に抱えて腰を丸める
股関節のつまりを解消することで、下半身の血流がスムーズになり、足先の冷えが軽減されます。
なぜ「肩甲骨」と「股関節」なのか?
この2つの関節には共通点があります。
それは 「体幹と手足をつなぐハブ」 であるということ。
肩甲骨は腕と体幹を、股関節は脚と体幹をつなぐ役割を担っています。
ここが固まると血流もリンパの流れも滞り、全身が冷えやすくなってしまうのです。
逆に言えば、ここを動かすことで血流が一気に全身へ広がり、「冷え性改善のスイッチ」が入るというわけです。
冷え性を放置するとどうなる?
「ちょっと冷えてるだけ」と思って放置してしまうと、体にはさまざまな不調が現れます。
• 慢性的な肩こり・腰痛
• 生理痛や更年期症状の悪化
• 免疫力の低下による風邪や不調
冷え性は「ただの体質」ではなく、体のSOSサイン でもあるのです。
冷え性を根本から改善するには、ただ温めるだけでは不十分。
肩甲骨と股関節をしなやかに動かし、血流を全身にめぐらせることが大切です。
「冷えは万病のもと」といわれますが、裏を返せば「冷えを改善できれば体調も整う」ということ。今日から肩甲骨と股関節のケアを取り入れて、温かく快適に過ごしましょう。







