習志野市で根本改善するなら「めぐわ整体院」

こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。

私たちは無意識のうちに「人間の身体は左右対称にできている」と思い込んでいませんか?
顔も体も「左右対称=美しい」とされることが多く、整体や健康の現場でも「左右のバランスを整えましょう」とよく言われます。

ところが、実際の人間の身体は完全な左右対称ではありません。むしろ、生まれながらにして左右の違いを持ち、その差が健康や不調に大きな影響を与えているのです。

内臓の配置はそもそも非対称

まず一番わかりやすいのが、内臓の位置です。
心臓は胸の中央ではなく少し左寄りにありますし、肝臓は右側に大きく広がっています。

胃や脾臓は左寄り、小腸や大腸も左右で入り組んだ配置をしています。つまり身体の中は、もともと「左右非対称」で成り立っているのです。

この内臓の偏りは、姿勢や動作に微妙な影響を与えます。たとえば右側に大きな肝臓があるため、右肩が下がりやすかったり、骨盤が左右で傾きやすかったりします。これは誰にでもある自然な左右差ですが、それが大きくなりすぎると、痛みや不調の原因となるのです。

胸郭は左に寄っている?

画像にあるように、胸郭(肋骨と背骨でつくられるかご状の部分)は、正面から見るとわずかに左にシフトしています。背骨は体の中央にあるはずですが、肋骨の開き方や内臓の重さの影響で「胸郭全体が左に偏る」のです。

この構造的な偏りがあるため、呼吸の仕方にも左右差が生まれます。右の肋骨は広がりやすく、左は動きが制限されやすい。すると、左右の肺の使い方にも差が出て、酸素の取り込み方や姿勢の安定性にも影響が出ます。

日常生活で「なんとなく片側だけ肩が凝る」「腰の右側だけ痛い」といった経験はありませんか? それは身体が非対称であることと深くつながっているのです。

左右差やゆがみは誰にでもある

大切なのは、「左右差=悪いこと」ではないという点です。
人間の身体はもともと非対称であり、その差があるからこそ効率的にバランスを取れるともいえます。ただし、その差が大きくなりすぎたり、片側に負担が集中したりすると、不調や痛みを引き起こします。

例えば、デスクワークで右手ばかり使う人は右肩が内に巻き込みやすくなり、胸郭の左寄りの偏りと合わさって肩こりや首こりを悪化させます。あるいは、バッグをいつも同じ肩にかけている人は、背骨や骨盤のねじれが強調され、腰痛や股関節痛を招きやすくなります。

ゆがみを整える第一歩は「気づくこと」

整体や運動療法の現場では、「ゆがみをゼロにする」のではなく「左右差をコントロールする」

ことを目指します。タオルを背中に敷いて胸郭を広げるエクササイズや、片足立ちで骨盤を安定させるトレーニングなどはその代表例です。

まずは「自分の身体が完全に左右対称ではない」という前提を受け入れること。そこから、普段の生活で片側に偏りすぎていないかをチェックすることが、健康の第一歩になります。

 • 立っている時に片足にばかり体重を乗せていないか
 • カバンをいつも同じ側で持っていないか
 • 呼吸が浅く、胸の片側しか広がっていない感じがしないか

こうした小さなクセの積み重ねが、大きなゆがみをつくります。

人間の身体は「左右対称ではない」ことが自然な姿です。内臓の位置の違い、胸郭の偏り、それに伴う骨格や筋肉の使い方の差。これらが複雑に影響し合って、私たちの姿勢や動作をつくっています。

左右差やゆがみは誰にでもあります。しかし、それを放置して大きくしてしまうと、不調や痛みとして現れてしまいます。大切なのは、自分の身体のクセを知り、日常の中でバランスを意識すること。小さな気づきと習慣の積み重ねが、将来の大きな不調を防ぐカギになるのです。

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