こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
アゴの痛みや噛みしめ、歯ぎしりに悩んでいる方は少なくありません。
整体院でも「肩こりや首こりと一緒にアゴの不調を感じる」という方が多くいらっしゃいます。
実はこの「アゴの不調」と「血糖値」には深い関係があることをご存じでしょうか?
血糖値の乱高下と歯ぎしり
血糖値は食事によって上がり、インスリンの働きで下がります。
通常は一定の範囲内でコントロールされていますが、甘いものや精製された炭水化物を摂りすぎると、急激に上昇・下降を繰り返します。
この乱高下が起きると、交感神経が優位になり、体は緊張モードに入ります。
その結果、無意識に歯を食いしばったり、夜間に歯ぎしりをしてしまうのです。
「ストレスのせい」と片づけられることも多いのですが、実は血糖値の不安定さが根っこにあるケースも少なくありません。
血糖値とアゴの痛みの関係
血糖値の急変動は自律神経の乱れにつながります。
自律神経が乱れると筋肉がリラックスできず、アゴ周囲の咀嚼筋や首肩の筋肉が硬くなります。
その結果、
• 朝起きるとアゴが痛い
• 口を開けにくい
• 肩や首のこりが強くなる
といった不調が現れやすくなります。
整体でほぐしても「すぐに戻ってしまう」という方は、血糖値の安定を意識することで改善のスピードが変わることがあります。
実際のケース
当院にも34歳の女性で「アゴの違和感」と「夜の歯ぎしり」で来院された方がいました。
詳しくお話を伺うと、仕事中は甘いコーヒーやお菓子が欠かせず、夕方になると強い眠気やイライラを感じていました。
整体で首やアゴを緩めながら、食生活を少しずつ工夫してもらいました。
すると2か月ほどで「朝のアゴの痛みが軽くなり、歯ぎしりも減ってきた」と実感されるようになりました。
具体的な対策
1. 朝食を抜かない
→ 空腹で血糖値が下がりすぎると、反動で強く上がります。バランスの良い朝食をとりましょう。
2. フルーツを「間食」で少量に
→ ケーキや菓子パンではなくフルーツを空腹時に少量をゆっくり。
3. タンパク質や食物繊維をセットに
→ 肉・魚・卵・大豆食品、野菜を一緒にとると血糖値の上昇がゆるやかに。
4. 寝る前のアルコールや夜食を控える
→ 夜間の血糖値の乱高下が歯ぎしりの原因になることがあります。
5. アゴのセルフケア
• 耳の前を指で円を描くようにほぐす
• 深呼吸しながら口を「あー」と開ける
• 舌をべーっと前に出して伸ばす
血糖値を安定させよう
アゴの不調や歯ぎしりは、単なる筋肉の緊張やストレスだけでなく、「血糖値の不安定さ」が関わっていることがあります。
整体で筋肉をゆるめることに加え、日常生活で血糖値を整える工夫をすることで、改善のスピードも持続力も大きく変わってきます。