こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
先日、ちょっと感慨深い出来事がありました。
高校2年生の6月から通ってくれていた、ある女の子が、無事に“治療の卒業”を迎えました。
彼女は、卓球部。
動きの速いスポーツだけに、腰への負担も大きく、当時は椎間板ヘルニアの痛みで、整形外科にも通っていたそうです。
でもなかなか痛みが引かず、不安そうな顔で、お母さんと一緒に初めて来院されました。
「痛いけど、部活は辞めたくない」
初めての施術のとき、彼女がぽつりとそう言いました。
彼女は我慢強くて、痛くても毎日練習に出ていたそうです。
でも、腰の痛みは日増しに強くなり、「このままじゃ立ってるのもつらい…」という状態になっていたと、お母さんが涙ぐみながら話してくださいました。
私も、思わず胸がぎゅっと締めつけられるような思いでお話を聞いていました。
痛みが取れたのは、たった1ヶ月後
そこから、私の本格的な施術がスタート。
体のゆがみ、股関節・骨盤の動き、腹部の緊張…彼女の身体は思春期ならではの繊細さがあり、慎重にアプローチしました。
施術とセルフケアの両方を頑張ってくれた結果、通い始めて1ヶ月ほどで、痛みはすっかり消えていきました。
あの時の彼女の笑顔と、お母さんのホッとした表情は、今でも忘れられません。
それからの1年──“信頼関係”の中でのメンテナンス
痛みが取れてからも、彼女は月に1〜2回、メンテナンスで通い続けてくれました。
「部活の大会が近いから、身体を整えておきたい」
「最近ちょっと腰が張ってる気がする」
と、自分の体の声に耳を傾ける姿勢は、大人顔負けでした。
そして先日──
部活の最後の大会が無事に終わりましたと、報告に来てくれたのです。
今後は、大学受験に向けて本格的に勉強に取り組むとのこと。
「しばらく通えないけど、また体調が心配になったら来てもいいですか?」
そう笑って“卒業”していきました。
お母さんへ──
お嬢さんの身体のことで、たくさん心配されたと思います。
あの時、勇気を出して一緒に来てくださって、本当にありがとうございました。
あの時のお母さんの「この子のために何とかしたい」というまっすぐな想いがあったからこそ、
今の彼女の笑顔があります。
身体を整えることは、ただ痛みを取るだけではありません。
心も前を向けるようになる──そんな力が、整体にはあると私は信じています。
そしてそれを一番支えているのは、やっぱり“お母さんの存在”なんですよね。
きっと今、思春期のお子さんの体調やメンタルで悩まれている親御さんもたくさんいらっしゃると思います。
今回のこの出来事が、少しでも励みになれば幸いです。
そしていつかまた、元気な彼女と再会できることを、楽しみにしています。