こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
今週だけで3件、しかもすべて女性の方。
最近、坐骨神経痛のご相談が急に増えています。
原因のひとつは「急な気温の低下」。
寒暖差が大きいと筋肉がこわばりやすく、神経への圧迫や刺激が強まり、症状が表に出やすくなるのです。
ヘルニア=痛みの原因とは限らない
「病院でヘルニアと言われました」
そうして不安そうに来院される方は少なくありません。
ただ大切な事実があります。
ヘルニアの所見があるからといって、それ自体が痛みの原因とは限らないということです。
腰のMRIを撮ると、50代以上の半数以上の方に椎間板の変性や飛び出しが見つかるといわれています。しかし、そのすべてが症状を伴っているわけではありません。
さらに知っておいていただきたいのは、飛び出した椎間板の一部は3ヶ月ほどで白血球によって自然に吸収されることが多いということです。
つまり「ヘルニア=一生の痛み」では決してありません。
むしろ本当の痛みの原因は、ヘルニアそのものよりも 周囲の筋肉が硬くなり、神経を引っ張ってしまうことにあるのです。
女性に多い理由
今回の3名もすべて女性でした。
女性はもともと関節や靭帯が柔らかく、ホルモンの変化や体型の特徴から腰や骨盤に負担がかかりやすい傾向があります。
そこに季節の寒暖差や疲労が重なると、坐骨神経痛として現れやすいのです。
お辛いとは思いますが、あきらめる必要はありません。
実際に当院でも改善されている方はたくさんいらっしゃいます。
ポイントは「神経を引っ張っている筋肉を緩める」ことです。
おすすめのセルフケアは次の3つ:
1. お尻のストレッチ
仰向けで片膝を抱え、反対の肩に近づける。坐骨神経が通る梨状筋を緩めます。
2. 太もも裏のストレッチ
椅子に座り片足を前に伸ばして前屈。ハムストリングスをほぐすことで神経の圧迫が減ります。
3. 股関節の動きを広げる体操
仰向けで両膝を立て、左右にパタンと倒す。骨盤周りの緊張を緩める効果があります。
どれも無理なく、気持ちよい範囲で行うことが大切です。
「治らない」と思わないで
「ヘルニアだから一生付き合うしかない」
そう思い込んでしまう方が本当に多いのですが、決してそんなことはありません。
ヘルニアが見つかっても、痛みの原因は筋肉や姿勢にあることがほとんど。
そして、体を整えていけば改善していくケースは数多くあります。
・ヘルニアの所見があっても、それが痛みの原因とは限らない
・飛び出した部分は3ヶ月程度で自然に吸収されることが多い
・痛みの原因は「周囲の筋肉の硬さ」にある
・セルフケアや整体で改善できる可能性は十分ある
坐骨神経痛は「治らない病気」ではありません。
体を正しく整えてあげれば、必ず希望は見えてきます。