こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
「ギックリ腰になったら温めてほぐすのが良い」
ギックリ腰の正体は「炎症」
ギックリ腰は急な動作で腰の筋肉や靭帯に負担がかかり、組織が損傷して炎症が起きている状態です。炎症の初期は熱を持ち、腫れや痛みが強く出ます。
このときにマッサージや指圧で押したり、温めたりするとどうなるでしょうか?
答えは簡単。炎症がさらに強くなり、かえって痛みが悪化してしまうのです。
炎症期は「冷やす」が正解です。
程度にもよりますが、ギックリ腰の初期は 3〜5日間ほど冷やすことが治りを早める重要なポイントです。
特に動いた後にズキズキと痛みが強まる場合は、5〜10分間アイスパックなどで冷やすと炎症を抑えられます。
「温めるとその場は楽になるけれど、あとから痛みが増す」
こうしたケースは典型的です。お風呂は控えめにしてシャワー程度にとどめるのが安心です。
40代女性・化粧品販売の患者様
昨日もギックリ腰の女性の患者様が来院されました。
日頃から立ち仕事で、前かがみも多く腰に負担が蓄積されていたようです。
その方は、別の整骨院で「温めましょう」と言われ、鍼を受けた後に痛い部分を押されたそうです。結果として炎症が悪化し、動けないほど痛みが強まってしまったとのことでした。
施術してくださった先生も一生懸命だったと思いますが、結果が伴わなければ患者さんは辛い思いをしてしまいます。「正しい処置」がいかに大切かを改めて実感しました。
そもそもギックリ腰の原因は腰ではありません。腰は被害者です。
多くの方が「腰そのものが悪い」と考えますが、実際は違います。
• 肩甲骨が硬くて上半身の動きが出ない
• 股関節が硬くて下半身がスムーズに使えない
その負担が積み重なり、ある日突然「ギクッ」と発症するのです。
つまり、痛いところを押すのではなく、腰に負担をかけている原因を整えることが本当の改善につながります。
ギックリ腰はまず冷やす
• ギックリ腰は炎症が原因
• 初期は押してはいけない
• 温めるのではなく「冷やす」が正解
• 3〜5日間は冷却を基本に、動いた後も5〜10分冷やす
• お風呂はシャワー程度に
• 根本原因は腰ではなく、肩甲骨や股関節の硬さ
ギックリ腰は「その場しのぎのケア」ではなく、「正しい知識」と「原因へのアプローチ」が
何より大切です。
腰が急に痛くなったときは焦らず、まずは冷やしてください。