千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
今日もブログをご覧になって頂いて、誠にありがとうございます。
今日はハロウィンでお菓子を食べる方も多いのではないでしょうか?
チョコレートなどの甘いお菓子っておいしいですよね。私も甘いスイーツは大好きです(笑)
しかし、甘い物を食べ過ぎると「体が焦げる」って知っていましたか?
今回はそんな「糖化」という体の反応についてのお話しです。
体を焦がす!糖化とは?
糖化とは、体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてタンパク質が変成、劣化してしまい、「AGEs」という名の老化物質を作り出してしまう反応の事を言います。
この老化物質「AGEs」は分解されにくく、体に蓄積されると肌や髪、骨など全身の老化を進行
させ、さらに体調不良や糖尿病、高血圧、がん等の原因にもなります。
例えばこの「AGEs」が皮膚に蓄積すれば、肌の弾力が失われ、たるみやくすみ、シワへと変化してしまいます。血管に蓄積されれば動脈硬化、骨なら骨粗しょう症とあらゆる細胞や臓器に影響を及ぼします。
実際、骨に糖化反応でAGEsが蓄積すると、骨は過度に老化してしまい茶褐色のような「焦げた」状態になってしまいます。
糖化と骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨折リスクが増大する骨格疾患として知られていますが、骨の「量的要素」だけでなく「質的要素」も重要と考えられています。
「質的要素」とはすなわち骨の主成分であるコラーゲンの質ともいえます。
コラーゲンは骨を形成するタンパク質の一種で、骨と骨の間の軟骨にも多く含まれています。
骨をレントゲンでよく見てみると、骨の中に網目のような繊維が張り巡らされているのがわかります。これが骨梁という骨を支える重要な部分で、ここがコラーゲンで出来ているのです。
骨は本来、ある程度柔軟性がないと強くはならないのですが、糖化が進んでしまうとコラーゲンが変成、劣化してしまい、骨は硬くて脆い状態になってしまいます。
加齢とともに進行しやすい骨粗しょう症を予防するためには、糖化を過度に進めるような食生活は控え、コラーゲンの材料となるタンパク質を摂り、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
また、骨の材料となるカルシウムやミネラルをしっかりと骨に沈着させるために、軽い運動(ジョギングやウォーキング)で骨に長軸方向の刺激を与える事も大切です。
膝関節痛と糖化
膝が痛くて立ち上がるのが辛い、階段の上り下りが辛いなどの自覚症状がある方は特に注意が
必要です。「軟骨が擦り減っているから、膝が痛い」とはよく言われる話ですが、軟骨の主成分は
コラーゲンです。コラーゲンが糖化されると、軟骨は弾力性がなくなり弱くなってしまい、痛みがひどくなります。
膝には普通に歩くだけで体重の3倍、階段では5倍の荷重がかかると言われています。
肥満気味の方は当然負担が大きくなります。軟骨を再生させる「再生医療」の研究も進んではいますが、現状では軟骨を再生させることはできません。
ですからやはり予防が大切になります。そのためには、糖化しない生活習慣を実践していくことが大切です。
糖化対策を実践しよう!
糖は生命を維持するために必要不可欠なエネルギー源です。
しかし不適切な生活習慣によって糖化が進んでしまうと、体の中で様々なトラブルを引き起こします。私たちが生きていくうえで糖化を全く起こさないことはできませんが、できるだけそのリスクを下げていくことはできます。
例えばスイーツを食べる時には抗糖化作用がある「カモミールティー」を一緒にとるという事も
おすすめです。
■糖化対策
①ゆっくり、よく噛んで食べる。一回の咀嚼で20回が目安。
②食べる順番に気を付ける。まずは野菜や汁物から。
③炭水化物(糖質)を摂り過ぎない。
④腹八分目を心がける。満腹感は避ける。
⑤ストレスの回避・解消
⑥適度に運動する。
⑦抗糖化物質を食事に取り入れる。
(ビタミンC、E、ポリフェノール、ハーブ類など)
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ではまた次回のブログでお会いしましょう。