こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
「健康のために1日1万歩」——よく耳にする言葉です。
でも実は、1万歩を必死に歩くよりも、たった“10回足を振る”ことの方が、将来の寝たきりを防ぐ大きなカギになるのをご存じですか?
歳を重ねていくと、私たちの歩き方にはある特徴が出てきます。
それが「お腹の力をうまく使えなくなる」ということ。
膝を曲げて歩くクセが、痛みをつくる
お腹の筋肉が働かなくなると、体をまっすぐ支えられなくなり、膝を軽く曲げて歩くクセがついてしまいます。
実はこれ、無意識に「ブレーキをかけながら歩いている」状態。
その結果、股関節や膝に負担がかかりやすく、歩くたびに関節をすり減らしてしまうのです。
「頑張って歩いているのに痛みがひどくなる」——そんな方は、まさにこの状態に当てはまっているかもしれません。
多くの方は、歩くときに目線が下がり、おでこも一緒に下を向いてしまいます。
これが体全体を丸めてしまう原因です。
そこで意識してほしいのが、おでこを少し上げて歩くこと。
目線を上げるだけで自然と胸が開き、上体が起きて、お腹の筋肉が働き出します。
家でできる3つのセルフケア
① 足振りエクササイズ
椅子や壁につかまり、片足を前後に10回、左右に10回ずつ振るだけ。
股関節が大きく動き、お腹と足が連動する感覚を取り戻せます。
② おでこアップ歩行
家の中で、目線を少し上に、おでこを天井へ引き上げるイメージで歩く。
たった数歩でも「体が軽い!」と実感できるはずです。
③ 手を上げて歩く練習
両手を頭の上にあげたまま数歩歩く。
自然と背筋が伸び、膝を曲げた歩き方がリセットされます。
数ではなく“質”の歩行を
「1日1万歩」という目標に縛られて、痛みを我慢して歩く必要はありません。
むしろ間違った歩き方を続けることが、寝たきりのリスクを高めてしまいます。
大切なのは“歩く数”ではなく“歩き方の質”。
1万歩より10回の足振り。
この小さな積み重ねが、将来のあなたの足を守ります。
「もう膝が痛いから歩けない」「将来歩けなくなるのが怖い」そんな不安を抱えている方にこそ伝えたいのです。
おでこを上げ、足を振る。家の中でのちょっとした習慣で、体は驚くほど変わります。







