こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
女性にとって、人にはなかなか相談しづらい悩みのひとつが「痔」。
「便秘が続いて痛みが出てしまった」「出産してから調子が悪くなった」
実はこうした経験をしている女性は少なくありません。
けれど、病院に行くのは気が引けて、「そこまでひどくないから…」と我慢してしまう人も多いのではないでしょうか。
でも痔は放置してしまうと悪化してしまうこともあります。
だからこそ、まずは「どうして痔になってしまうのか?」を理解することが大切です。
痔の原因は3つのタイプに分けられる
痔と一口にいっても、原因は大きく3つに分かれます。
① 血流の巡りが悪いタイプ
長時間のデスクワーク、立ちっぱなしの仕事、冷え性などによって血流が滞ると、肛門の血管に負担がかかりやすくなります。これがいわゆる「いぼ痔」につながりやすい状態です。
特に女性は冷えやすいため、秋冬になると症状が出やすくなるのも特徴です。
② 腸内の乾燥タイプ
がんこな便秘や水分不足で便が硬くなると、排便時に肛門に強い負担がかかります。すると粘膜が切れて「切れ痔(裂肛)」になりやすくなります。
便秘は腸内環境や食生活の乱れ、ダイエットによる食事制限でも悪化します。特に40代以降の女性ではホルモンバランスの影響で腸の動きが鈍くなりやすいのも要因です。
③ 出産や加齢による筋力低下タイプ
出産のいきみや加齢による筋力の低下によって、肛門周りの筋肉が弱くなると、血管や粘膜を支えきれずに痔になりやすくなります。
この場合は「脱肛」といって、肛門の外に組織が出てしまうこともあります。
痔にならないためにできること
「痔になったらもう仕方ない」と思いがちですが、日々の生活習慣を工夫することで予防や改善は十分可能です。
・座りっぱなしを避ける
1時間に1回は立ち上がって体を動かすことで血流が改善します。
・水分をしっかりとる
目安は1日1.5〜2リットル。便を柔らかく保ち、腸内の乾燥を防ぎます。
・食物繊維を意識してとる
野菜・果物・海藻などをバランスよく。食物繊維は便を柔らかくして排便をスムーズにします。
・お風呂で温める
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かって肛門周りの血流を改善しましょう。
「恥ずかしいから」と放置しないで
痔はとてもデリケートな悩みですが、決して珍しいものではありません。
実際、女性の2人に1人は一度は痔の症状を経験すると言われています。
「相談しづらいから…」と放置すると、痛みや出血が悪化し、日常生活に大きく影響してしまうこともあります。
大切なのは「早めにケアすること」と「生活習慣を見直すこと」。
痔には「血流の巡りが悪いタイプ」「腸内の乾燥タイプ」「筋力低下タイプ」と大きく3つの原因があり、それぞれに改善のアプローチが違います。
誰にも言えないと悩む前に「自分はどのタイプなのか?」を知るだけでケアの第一歩になります。
そして「これからの自分の体とどう付き合っていくか」を考えるきっかけにしてください。
体の不調は、放っておいても良くはなりません。
少しずつでいいので、今できることから始めてみましょう。