こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
今日は千葉駅に出る用事があり、少し街を歩いてきました。
普段と違う場所を歩くと、ふとした段差や人の流れの中で、自分の歩き方や姿勢に意識が向く瞬間があります。
その「無意識のクセ」。
実は、先週だけで5人もの女性が「股関節の痛み」で来院され、
その背景に共通していたのが“日常の動作の偏り”でした。
股関節は“ねじれ”に弱い
股関節は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつなぐ、人間の体の中で最も深い場所にある関節です。
球状の構造で、大きく動かせる反面、ねじれやズレの負荷にはとても弱いという特徴があります。
例えば──
• 椅子に座るとき、いつも同じ足を上に組む
• 片足に体重をかけて立つ(お子さんの抱っこや台所仕事中など)
• バッグを片方の肩にばかりかける
• 足をクロスして立つ
これらはすべて、骨盤の左右差を生み、股関節にねじれを起こす動作です。
40代は、筋力の低下が始まり、代謝も落ちやすくなる年代。
そこに“左右差”が重なると、股関節周囲の筋肉が緊張しやすくなり、痛みが出やすくなるのです。
「動かしにくさ」は、痛みのサイン
来院された方の多くが、最初はこう言います。
「歩いているときに足の付け根がツンと痛む」
「立ち上がるとズキッとする」
「階段の上り下りで違和感がある」
この段階では、まだ“本格的な痛み”ではないかもしれません。
でもこれは、股関節の動きが制限されはじめたサインです。
実際に検査してみると、骨盤が前に傾いていたり、腸腰筋という筋肉(腰から股関節をまたぐインナーマッスル)が緊張していたり、足の長さに左右差が出ているケースも少なくありません。
放っておくと、痛みは腰や膝、そして反対側の股関節へと波及していきます。
「整えてから動く」が40代からの体づくりの基本
よく、「運動で筋力をつけた方がいいですか?」と聞かれます。
もちろん大切ですが、歪んだまま動くと、逆に痛めてしまうこともあるのです。
だからこそ、まずは「整える」ことが先。
股関節や骨盤の位置を正しく調整し、全身のバランスをリセットすることで、動きやすくなり、
日常の負担も減っていきます。
気づいた今がベストタイミング
股関節の痛みは、「そのうち良くなるかな」と我慢しているうちに、動くことそのものが億劫になってしまうケースも多いです。
でも、体は必ず変われます。
適切に整え、正しく使えば、年齢に関係なく快適に動ける状態を取り戻せます。
「最近ちょっと股関節が動きづらいな」
「股関節の同じ場所ばかりが痛くなるな」
そんなサインを感じたら、ぜひ一度チェックにいらしてください。
体が整うと、心までスッと軽くなりますよ