千葉県習志野市の京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
出産という大きな出来事を経て、体は見た目以上にダメージを受けています。
特に「尾てい骨の痛みで仰向けに寝られない」というお悩みは、実は多くの女性が経験しています。
ベッドで横向きにしか眠れなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったり…。
ただでさえ育児や家事に追われる日々に、心地よい睡眠まで奪われてしまうのは、本当に辛いことです。
しかし、ご安心ください。
尾てい骨痛の原因は「仙骨の不安定さ」にあり、それを整えることで、その場で変化を実感できるのです。
なぜ産後に尾てい骨が痛くなるのか?
出産では骨盤が大きく開きます。
これは命を生み出すために必要な自然のプロセスですが、その影響で「仙骨(背骨の土台となる骨)」がわずかにズレたり、不安定になることがあります。
仙骨がわずかに動くだけで、尾てい骨に集中的に負担がかかり、寝転がった瞬間に「ズキッ」と痛みが走るのです。
これは筋肉の硬さや神経の圧迫ではなく、仙骨の安定性の問題。
だからこそ、揉んだり温めたりするだけでは改善しにくいのです。
自分でできる“仙骨ケア”セルフエクササイズ
ここでは、自宅で出来るセルフケアとして取り入れていただける方法をご紹介します。
マッサージチェアも、最新の寝具も不要。必要なのは「自分の体と呼吸」だけです。
ステップ1:仰向けで膝を立てる
リラックスして仰向けになり、膝を軽く立てます。これだけで腰回りが安定します。
ステップ2:仙骨に手を添えて呼吸
お尻の真ん中にある平らな骨=仙骨に手をそっと添え、呼吸に合わせて軽く押さえます。
「ふわっ」と呼吸に寄り添うだけで、仙骨は自然と正しい位置に戻ろうとします。
ステップ3:腰を左右にコロコロ転がす
最後に、腰を小さく左右にコロコロ。
まるで波に揺られるように心地よく仙骨が安定し、尾てい骨の圧迫がスッと抜けていきます。
産後の女性に伝えたいこと
尾てい骨痛は「我慢するしかない」と思っていませんか?
実は、正しいアプローチをすれば、その日のうちに楽になり、深い眠りを取り戻せます。
健やかな体は、美しい姿勢や表情にもつながります。
「痛みから解放されて眠れること」それ自体が、自分の身体を守る体験です。
大切なのは、痛みを放置せず、体の声に耳を傾けること。
自分を大切にすることが、家族の幸せや自分の輝きへも直結していくのです。
産後の尾てい骨痛は、決して珍しいことではありません。
しかし、正しい仙骨ケアで“その場で軽くなる”即効性のある解決法があります。
「もう仰向けで眠れないかも」と諦める前に、今日から取り入れてみてください。
あなたの暮らしがもっと軽やかに、そして楽しく変わるはずです。