千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行してしばらくたちますが、卒業シーズンや春休みを迎えて、観光や旅行を計画している方も多いことでしょう。
寒暖差も大きく体調も崩しやすい気候なので、くれぐれも気を付けて行って来てくださいね。
エコノミーだけではない!
「エコノミークラス症候群」という言葉はどなたも聞いたことがあるでしょう。
飛行機のエコノミーシートに長時間座ることで、足の血流が悪くなり、ふくらはぎの奥の血管に血栓ができてしまうことがあります。これが静脈の血流を阻害するほど大きくなると、だるさや鈍い痛みを感じます。その後、急に歩行を開始するなどして血栓が血管膜からはがれ、心臓、そして肺に達すると「急性肺血栓塞栓症」という生命にかかわる重篤な症状に発展してしまいます。
ただし、この症状は決してエコノミーシートだけで起こるものではありません。
ビジネスクラスであろうがファーストクラスだろうが、起こるときには起こります。
さらには飛行機に限ったことでもありません。2016年の熊本地震では、自動車内で寝泊まりしていた人々がこの症状で搬送されたり、亡くなったりしています。
船での移動、長時間のデスクワークでも決して油断はできません。本当に身近で怖い症状ですよ!
予防法を家族でシェアしよう
「エコノミークラス症候群」という名称だとエコノミーシートでのみ起きるように捉えられてしまうことから、近年は「ロングフライト血栓症」という名称で呼ばれることが多くなりました。
ただし先にも述べたように、フライト時にのみに発生するものではないという事はしっかりと覚えておいてくださいね。
この春、飛行機や新幹線、車などで長時間移動を予定している方は、ロングフライト血栓症の対策法を身に付けておきましょう。
何より大事なのはこまめに動くこと。立って歩くのはもちろんのこと、座っている間もつま先やかかとを上下させてふくらはぎを刺激し、また腹式呼吸を行いましょう。
トイレに行きたくなるため水分を我慢したくなる気持ちもわかりますが、血栓症予防のためには水分をこまめにとることが大切です。そして、体を締め付けない程度の、ゆるめの服装を心がけてください。
旅行は健康な体でこそ楽しめるものです。ご家族と話し合って、声を掛け合って予防しましょう。
今日のブログは以上になりますので、記事についてのご質問や感想はお気軽に公式LINEから牧野までお願いいたします。
では、また次回お会いしましょう!