千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
今日もブログをご覧になっていただき、本当にありがとうございます。
今日はこちらのタイトルでお話ししたいと思います。「お酒を飲むと筋肉が痛い!」
ブログ読者さんからの質問
なぜこのお話をするのかというと、ブログの読者の方からLINEで以下のご質問を頂きました。
「肺気腫の父親がアルコールを飲むと肩から腕の筋肉が痛いと言います。病院に行くのが嫌で診断も何もされていません。アル中と診断されたくないみたいです。飲むと肩から腕が痛いと言うのはどうしてですか?もうかなり筋肉が弱くなりガンジーみたいです。本人は治療や食生活に関心ないですが、放置するとどうなりますか?」
娘さんですかね。お父様のことが凄く心配なんですね。ご家族のいう事は聞かないお父様なのかと思います。こういう場合は、第三者に言ってもらうとか話を聞いてもらうとかした方が良いですね。
急性アルコール筋症とは?
お酒を飲んだ後に起こる筋肉痛のような痛みを「急性アルコール筋症」と言います。
これはアルコールによって筋繊維が破壊されることによって起こります。
アルコールを摂取するとコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは別名ストレスホルモンとも言われ、筋肉を分解する働きがあります。また、アルコールを摂取するとタンパク質の合成量が阻害されてしまいます。
多くの場合はあ酒を飲んだ翌日に筋肉痛のような痛みが出ますが、毎日飲酒をする人は飲んだ直後に痛みが出る方もいます。
放置すると・・・?
その状態を放置してしまうと、筋肉の萎縮、筋繊維の破壊が連続して起こるので「慢性アルコール筋症」に移行してしまいます。
アルコールが体内に残存し、お酒を飲んでいないときも肩から腕が痛くなり、筋肉がどんどん痩せていくことが予想されます。足のふくらはぎや他の場所にも痛みが出てくる可能性もあります。
足に痛みが出てきたら、歩けなくなってしまう恐れがあるので要注意だと思います。
心臓の筋肉も痩せてきて心不全になるリスクも上がります。横隔膜などの呼吸をつかさどる筋肉にも障害が出て、呼吸不全になることも考えられますので、やはり早めに病院に行かれることをお勧め致します。
アルコールの他に水分補給はきちんと水を飲んでいただくのが良いです。ナッツやお魚を食べてもらうことでアルコールの分解を促進して症状を和らげることができます。
本当は病院に行かれるのが良いと思いますが、それができないなら少しでも気を付けるほうが良いと思います。一番大切なのは、本人やご家族がどうしたいかだと思います。
同じようにお体の異変を感じている方にも、少しでも参考になれば幸いです。
では、また次回お会いしましょう。