こんにちは、千葉県習志野市京成大久保駅徒歩5分にあります、めぐわ整体院の牧野です。
「少し歩いただけで足がしびれる…」
「腰や足の痛みで外出が怖くなった」
そんな不安を抱えている女性は少なくありません。
病院で「脊柱管狭窄症」と診断されると、「もう長い距離は歩けないのでは」と落ち込んでしまう方も多いでしょう。
けれども希望はあります。実は、歩ける距離をのばすカギは腰ではなく“股関節”にあるのです。
腰で支える歩き方は限界がある
脊柱管狭窄症の方は、歩くときにどうしても腰で体を支えようとします。
「腰を固めて我慢して歩く」そんなクセがついているのです。
でもその歩き方では、腰の神経の圧迫が強まり、数分で痛みやしびれが出てしまいます。
「頑張って歩けば歩くほどつらい」——この悪循環に、多くの女性が苦しんでいます。
そこで注目してほしいのが股関節。
股関節を正しく使えると、腰にかかる負担が分散され、痛みやしびれが出にくくなります。
股関節は、歩くときに脚を前へ運ぶ「エンジン」のような存在。
腰で体を支えるのではなく、股関節でスムーズに動けるようになると、驚くほど歩行がラクになります。
整体の現場ではよく、こうお伝えしています。
「腰で歩くな、股関節で歩け」
これが狭窄症でも歩けるようになる第一歩なのです。
今日からできるセルフケア3つ
① 股関節ゆらしストレッチ
椅子に座って、両膝を軽く開き、股関節を左右に小さく揺らします。
固まった股関節をリセットすることで、腰のこわばりが和らぎます。
② 股関節ヒンジ(壁タッチ練習)
壁に背を向けて立ち、30cmほど前に足を置きます。
お尻を後ろに引いて壁にタッチするように動かしましょう。
「股関節から曲がる感覚」を体に覚え込ませることで、膝や腰に頼らずに立てるようになります。
③ おでこアップ歩行
家の中で数歩歩くときに「おでこを天井に向ける」意識をしてみてください。
自然と胸が開き、股関節が前に出やすくなり、腰で歩くクセが軽減します。
諦める前に知ってほしいこと
「もう長く歩けないかも…」と不安になる夜もあると思います。
でも、脊柱管狭窄症だからといって、必ずしも歩けなくなるわけではありません。
股関節を上手に使えるようになれば、腰への負担は軽くなり、歩ける距離は少しずつでも確実に変わっていきます。
どうか諦めないでください。
今日から1分でも、セルフケアを始めてみてください。
「股関節は歩行エンジン」
この言葉を思い出して歩けば、未来はきっと変わります。







